重力による運動(2次元)


 重力による1次元の運動(直線運動)についてはこれまでに練習してきました。 でも、実際に応用するためには、投げた物体の運動なども扱えないと不便です。 しかし、1次元の計算ができれば、実は2次元の計算(投げた物体の運動など)もできるのです。 具体的に考えてみましょう。 空気抵抗を無視できるような場合は鉛直方向に重力がはたらきますが、水平方向には力がはたらきません。 これは、運動の法則m.gif (856 バイト)v_a.gif (77 バイト)v_cap_f.gif (89 バイト)を考えると、鉛直方向は重力加速度g.gif (859 バイト)(下向き)で等加速度運動し、水平方向は速さが一定の運動をすることを示します。 たとえば,水平に投げ出した運動の場合は、
  • 水平方向は速さが一定ですから、一定の時間間隔で物体の位置を調べると、等間隔にならびます。
  • 鉛直方向は、初速度が0、加速度が下向きg.gif (859 バイト)の等加速度運動ですから、物体を静かに離して落下させた運動と同じ運動になります。

 物体を静かに離した実験で紙テープについた打点は、次第に間隔が広がっていましたね。 これに水平方向の等間隔の運動を組み合わせて、交点がどのような運動になるか、図を描いて考えてみましょう。

次に、具体的な例を計算し、実験でたしかめてみましょう。


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