96年度 第6回物理研究委員会(マイコン部会)報告


1996.10.9(水)天王寺商業高等学校 午後2時30分より。

  1. 東京の研究会が作成したCD-ROMについて(四条畷高校 大塚先生)
     東京大会で、東京都理化教育研究会の教育機器活用専門委員会が販売されたCD-ROM のソフトを見せていただいた。 多くのソフトがあるが、FM-Townsのものもあ り、会場ではあまり多く見ることができなかった。 OSがWindows3.1に限定され ているものを試しにWindows95で見てみたが、やはりきちんと見ることはできな かった。 3次元の波動を表示するソフトなどは、すでに滋賀大会で発表されて 画像などを大阪でも利用させていただいているソフトであるが、やはりユーザイ ンタフェイスはWindows標準に合わせてほしいという意見も出された。

  2. レンズの焦点について(刀根山高校 内田先生)
     屈折の法則だけを使って球面レンズを通った光の進路を表示するプログラム のTurboCのコードを見せていただいた。 現在は平凸レンズの平面の方から平 行光線が入射するようなプログラムになっているので、屈折の法則を1回使えば いいようになっているが、一点から出た光がどのように進むのかも表示できるよ うにしてほしいという要望があり、次回までに改良版を作成してみていただくこ とになった。

  3. 音声の実験ソフトの32bit版、Javaの横波と縦波のソフト(寝屋川高校 神川 )
     以前に作成した、 Windowsとサウンドカードを利用した音声の実験ソフトを32bit版にした。  まず、成分を合成していく途中の音を聞けるように改良した。 このこと で、高次の倍音を合成し、波形が元の波形に近づくにしたがって、音の聞こえ方 も元の音に近づくことを示せるようになった。 また、32bit版にしたことによ り、フローティングツールバーや、長いファイル名なども使えるようになった。  ヘルプファイルもWindows95のタイプにした。  Javaを用いて作成した横波と縦波の説明をするソフト を授業で使用してみた。 媒質を振動させながら、振動方向を90度回転させ て縦波と横波が入れ替わることを示すだけのソフトだが、アンケートをとったと ころ、一応理解の助けにはなっているようである。 中学校でもほとんどの生徒 がパソコンを用いた授業を受けているようだが、高校でもパソコンを使った授業 もしてほしいという要求は以外にたくさんあるようであった。

  4. その他

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