97年度 第4回物理研究委員会(マイコン部会)報告


1997.9.3(水)天王寺商業高等学校 午後2時30分より。

  1. 岩手大会報告。 (天王寺商業 児玉先生)
     1日目の特別講演「南極から見た地球環境」は話は面白かったが、会場が狭く冷房もなかった。 会場に入りきれなかったものはビデオを見ることになった。 2日目の講演は、超伝導の簡単な実験も含めたわかりやすいものであった。 パネルディスカッションでは、相対論的量子論がわからないような者が物理を教える資格はないと、かなり否定的な意見を述べる方がおられた。 全体として、単にコンピュータを使ったという発表が減少したようである。 また、宮城県の加藤先生の発表ではマイコン部会の神川とアプレットをお互いに利用していることにも触れられた。 また、新しい傾向として、相対論などの話題も出た。 他に、探求実験プリントと言ったものも紹介されたが、学習ノートのような感じであった。 ビニールホースを使った音速の測定も興味深かった。

  2. 物理教育学会報告(寝屋川 神川)写真
     神川はJavaを用いた授業実践に関して報告した。 また、大塚先生は夏休みの課題として、かぎられたざら半紙とセロテープで丈夫な台を作るという課題を出したことに関して報告された。 この課題は今年は丈夫な橋を作るという形で継続され、ざら半紙2まいで14.5kgが乗る橋ができているそうである。 他に、衛星放送と地上放送のずれを利用した衛星との距離の測定や、大きな放物面を使った実験などの報告があった。 記念講演では中国の物理教育について、豊富な実験を交えて紹介された。 それ以外に「大塚賞」を受賞した半導体レーザーを使った加速度計と、渦電流を使って磁石を浮かせる実験の紹介などもあった。

  3. 府教育センターのCD-ROMについて (上神谷 鈴木先生)
     大阪府教育センターで配布しているCD-ROMは、今までに各学校に配布してきたDOSのプログラムをまとめたもので新しいものはなく、機種依存性もそのままであるということであった。

  4. メンバーの研鑚発表
  5. その他
     次回は10月1日(水)に天王寺商業にて。メンバーの研鑚発表の予定。メンバーの方は何か話題を持ちよっていただくようお願いいたします。

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