第3回 物理研究委員会 報告
司 会 鈴木 健一 氏(岸和田)
日時 2000.6.14(水)
会場 大教大附属平野
- 研究委員の研鑽発表
- 平野先生 雑誌に掲載された有馬武人氏のインタビュー記事について
生徒の理科の学力は本当に下がっているのか?
問 中学での国際比較では70年で1位で、現在は3位である。
答 参加国も増えており、1位から3位では一概には下がっているとはいえない。
問 高校・大学ではどうか。
答 大学生・高校生の同年代に占める比率は年々上がっているので、学力の
幅が広がり、平均点は下がることになる。また大学には入り易くなっている
ので、大学生のレベルは下がることになるだろう。
問 問題なのは知(学習)離れではないか。
答 社会に対するはたらきかけへの意識は低いようである。
理科教育の崩壊の危機
理科が生活のなかで重要であり、将来理科系の仕事につこうと思っている中学生は他国と比べて少ない。新課程では難しいことは全て先送りする形になっているが、易しくて理解しやすいものだけしか学習しないという方向には問題がある。
- 部会・小委員会活動報告
- 指導法部会 来週 附属天王寺にて
- 相対論
相対論の授業について 次回へ
- 新実験書の取り組みについて
実験部会からの原案
- 総合Aの実験書について 理科TA実験書との関係
理科TAの内容は総合Aの教科書の方へいく部分と、新しい物理Tの最初の部分へいく部分があるだろう。
物理と化学の実験書から取捨選択して総合Aの実験書をまとめるという方法もあるのではないか。
環境の方には実習的なものはあったと思う。
環境防災の資料集からピックアップすることはできるかもしれない。
物理の実験書に総合Aに使えるものに印をつけるだけでもよいかもしれない。
物理の実験書を採用する学校は非常に少ないのではないか。
総合Aの実験書の採用が多いのであれば作ることにメリットはあるだろう。
物理TUの実験書から総合Aに使える分をピックアップして作ることは可能だろう。
ピックアップだけではすまない部分もあるのではないか。
もう少し教科書を見ないと分らないのではないか。もうすぐ情報が出てくるだろう。
もう少し資料や情報を集めることとする。
- 標準テスト委員会より 鈴木 健一氏(岸和田)
現在はメンバーの調整中
研究委員会と標準テスト・入試問題検討会との間に若干距離があるように思う。年度当初に振り分けるようにしてもよいのではないだろうか。
化学は全ての委員が標準テストと入試問題検討会に入っており、部会の代わりになっている。物理は部会があるので少し苦しい部分がある。
作業を伴ってお願いした方が委員の動きが出てくることも考えられるのではないか。
- 日本物理教育学会近畿支部より 鈴木 健一氏(岸和田)
物理教育を考える会(入試問題検討会) 6/17(土)より3週間連続
6/17と6/24は大阪大学、7/1は甲南大学にて
科学の祭典 8/26 8/27
物理教育を考える会パートU 9月
研究集会 11月
- 21世紀の理科教育を考える会より 川内 正氏(附属平野)
7/7 講演会 今宮高校にて
- 幹事会報告 大塚 信之(四条畷)
- 研究集会の会場
化学とは別会場というかたちになっている。
物理と環境という形で研究集会を行いたい。
平野高校の至田先生にお願いしたところ、至田先生が物理で「太研」、小林先
生が環境で「水研」という形ならよいという返事を頂いた。
日程などについては打ち合せをする。
- その他
- 夏休みの研修会について
平野先生にお願いして京大の研究室の見学会と講演会を計画している。
ロボットに関する研究室見学 ロボティクスについての講演会
日程は8月18日を計画している。
全会員校対象で考える。 平野先生に窓口をお願いする。
2学期の見学会や講演会を考えてもよい。希望があれば出してほしい。
3学期の全体見学会も考えなければならない。
- 附属小学校100周年記念 記念事業 11/4 元文部大臣 有馬さんを呼ぶ。記念授業(5・6年生対象)(1:30〜3:00) 記念講演(4時から)
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