第8回 物理研究委員会 報告
司 会 氏( )
日時 1998.12.2(水)
会場 大阪市立天王寺商業高等学校
- 部会・小委員会活動報告
- マイコン部会 神川先生 (寝屋川)
部会の内容を実際に見せていただいた。
- 園田学園女子大学でのCAIシステム WindowsNTのLANでhtmlを使った教材でCAIを運用している。
- 物理のテキストの作成 エネルギーの分野でGIFアニメーションを使った説明を作ってみた。力学的エネルギーと振動の教材を見せていただいた。
- 百科事典ソフトの新版について 平凡社とマイクロソフトの新版ドップラー効果の説明等を見せていただいた。
- 物理のフリーウェアについては次回
- 基本振動と任意の倍振動の合成をするソフトは作れないだろうか。
- 指導法部会 田中(大東)
- バンデグラフ起電器の原理 川端先生の理論とそれに基づいた実験をした。ベルトで運ばれる電気は摩擦だけによるのか?など。結論としては、金属の櫛の役割が大きく、摩擦も必要だがこれは仲介役で、電気はアース等から送り込まれる形になっている。
- 光や粒子の2重性についての教科書の記述に疑問がある。教え方についても話をした。
- 実験部会 沢登(箕面)
来週の水曜日 鳥飼高校にて
- 標準テスト委員会より 鈴木 健一氏(岸和田)
採用のお願い
- 21世紀の理科教育を考える会より 川内 正氏(附属平野)
11/7 新教育課程の最新案についての検討
環境防災部会推薦の講演会(府立大学)の案内
- 新理科検討委員会報告 筒井 和幸氏(旭)
10月案以後の情報は入っていない。
- 平成10年度 研究集会報告 30人程の参加者があった。
- ダリウス型風車の製作報告と実物展示。小型の風車も製作可能で、物理TAで生徒用の教材としても有効なのではないだろうか。
- 新課程の6月案と10月案を現行のものと比較しながら説明をしていただいた。
- 演示実験書の説明と演示実験(平行電流による力をアルミ箔のリボンを使って見せる装置)の説明をしていただいた。
- 相対論小委員会の教材作成状況の報告。
- 酒井先生から 2段ロケットの作成マニュアル(生徒が書いたもの)
全ての式を証明する電磁気の教材
探究活動の論文指導のワークシート
- 岸和田にある古い機械の説明。
- 幹事会報告 大塚 信之(四条畷)
- その他
- 阪大核物理研究センターの講演会と一般公開の案内
- 来年度の茨城大会の案内 (8月の3,4,5日)
- 物理教育セミナー(阪大 先週土曜日)の報告とそれに関連した議論
現行と新課程の10月案の比較と対応の説明。
物理Tの最初の部分はこれまで中学にあったもの。
Tでは内容が軽くなって項目も減っているが、その分Uの内容が増えており、純粋に減ったと思われるものはコンデンサーと交流くらいであろう。
選択の一方を取上げなければ、負担は減ることになるのではないか。
現行のTBの1学期の辺りの内容はこれまでは中学ですでに習っていたことであったが、これらはほとんどが中学からはなくなることになる。
中学では力はニュートンだけになる。重さはニュートンで質量kgとなる。
法定単位としてはkgwは使えなくなる。(2000年以後)
質量概念をどこで作るかということが考えられていないのではないか。
理系に進学することを考えると、2教科をUまでやる必要があるが、基礎理科か総合理科ABから2単位が必修だからそれだけで14単位になってしまう。週5日になって14単位はぎりぎりのところですから、それ以外のことはできなくなってしまうのではないか。
情報は数学または理科で替えることができる?ようである。
総合の時間をどこが取るかという問題もある。
- 研究委員会の活性化の話をしたときに公開授業の案がでたが、これを定常的に(年に2〜3回)もつということについてはどうか。やるのであれば1学期はどこ、2学期はどこというように予定をたてる必要がある。 部会でやっていることを委員会で実際に見てもらうという方向は現在進行している。 1年間公開授業の募集をして勧誘していく方向を取るようにする。
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