角度と角速度 |
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角度のあらわし方 | |
ここで、円の半径に対する中心角(円弧の長さを半径と同じになるようにした扇形を作ったときの中心角)を角度の単位として採用してみましょう。 これは、一般の中心角θを、θ=という式で表わすことになります。 また、=θという式が成り立ちます。 この式は、上の関係を自然にあらわす式になっているのです。 例えば、円一周の中心角は、=2πより、θ==2πになります。 この式からもわかるように、θ=は長さを長さで割り算したものなので、無次元の(基本的には単位がつかない)量になります。 しかし、これを角度を示す量として使う場合は(rad)という単位記号を決め、「ラジアン」と読むことにします。 つまり、円1周の中心角を 2π rad であるとして角度を測るのです。 この方法を「弧度法」と呼びます。 ただし、これが基本的には無次元の量であることも覚えておきましょう。 (角度の単位を「°」にしてしまうと上に示したような円の性質とも関係なく、=θという式も使えません。) 角速度 単位時間あたりの回転角を角速度(記号ω)と呼びます。 これは、回転の速さを表します。 時間の間にθ回転したとすると、 ω= であり、角速度の単位はラジアン毎秒(単位記号 rad/s)となります。 |
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これはWWW利用の実験のため神川 定久 が作成したものです。 |
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