自然法則と単位
自然法則は自然が持つ性質を人間が調べた結果を法則としてまとめたものです。 ですから、もちろん、人間が勝手に作ることはできませんし、人間にとって都合の良い形になっているわけでもありません。 しかし、人間は自然法則を表すときに物理量の適当な大きさを「単位」として決めることができます。 適切な単位を設定することで、ある自然法則を簡単な形で表すことができるようになります。 しかし、その物理量は他の自然法則にも関係してきますから、いくつもの物理法則ができるだけ使いやすい形になるように単位を選ぶという仕事も必要になります。 現在教科書などに出ている物理法則は、このように、単位の選び方とセットになったものです。 初めて勉強する人は、物理法則が気持ち悪いほど簡単な式であったり、すぐには関係がつかめないような係数がついていたり、戸惑うことも多いかもしれません。 しかし、それはこのような配慮のもとに、整理された結果を見ているからなのです。
ここでは次のような学習をします。
これはWWW利用の実験のため神川 定久 が作成したものです。 |
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