96年度 第8回物理研究委員会(マイコン部会)報告
1997.1.18(土)天王寺商業高等学校 午後2時30分より。
- 教科書で紹介されているゲルマニウムラジオ (刀根山 内田先生)
- 数研に問い合わせても満足な回答はなかった。指導書には電波の状況が悪いときは屋外に2〜30mのアンテナを張るように書いてあった。
- インダクタンスが1μHぐらいいるような計算になるのでもっと巻き数が大きいコイルが必要なのでは。
- 市内の電波の状況のよいところでなければむりではないか。
- 放送局に垂直にアンテナを屋外に20mぐらい張れば確実に聞こえるが、大阪市立高校でやったときもきれいに選局できたグループはそんなになかった。
といった意見が出された。
- メッシュを使った波の屈折のシミュレーション。(四条畷 大塚先生)
- 直線に並んだ波源から円形波が広がっていくときある境界面を超えたものは速度が遅くなるような計算をすると波面が屈折する様子を示すことができる。ただ、進行方向は確かにまがっているが、波面が示されていて進行方向が画面に出るわけではないので、少しわかりにくい。 また、計算のアルゴリズムが直感的にわかるようなものではないので、理解させるには少し使いにくい。今年は波の授業は終わっているのでまだ見せていない。 水波投影などを見せる前に説明に使うと有効なのではないかという意見があった。
- 千葉県でのコンピュータ計測の取り組み (寝屋川 神川)
- 千葉県の情報教育センターで作成されたコンピュータ計測に関する研究報告などを見ていただいた。プリンタポートを利用した汎用インターフェイスやA/Dコンバータなどの解説やその応用例などが紹介されている。それ以外に情報教育の長期研修で行われた研究の報告なども見ていただいた。
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- レンズの焦点のソフト (寝屋川 神川)
- Javaを用いて作成したレンズの焦点を示すソフトやレンズの作図、虹などのソフト
を見ていただいた。 レンズのどちら側の曲率が小さいかによって焦点がはっきりするかどうかが違う事を簡単に説明する方法はないかなどの質問が出されたが、はっきりとした結論は出なかった。
- 12月10日に行われた教務ソフト研の研修の報告 (上神谷 鈴木先生)
- 玉川高校で行われた教務ソフト研の研修について報告していただいた。 玉川高校ではタッチタイプの練習、ワープロ検定、BASIC、HTML、Javaなども授業でとりあげているようである。 研修ではHTMLを使った教材開発の基本について研修を行ったが、コンピュータに関する知識の幅が広く、進度は大幅にずれてしまったとのことであった。 最近ではHTMLを編集するソフトも機能が高いものが比較的低価格で多く発売されているので、HTMLを使って教材を作成し、Webブラウザを使ってそれを見るという形式も比較的簡単に利用できるようになりつつあるようである。
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- その他
- 次回は2月26日(水)に天王寺商業高校において2時30分より。 案件は
- AT互換機の自作について (天王寺商業 児玉先生)
- 水の屈折率の測定実験の結果について (大阪市立 大木先生)
- 来年度の世話役について (寝屋川 神川)
- その他
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