98年度 第2回物理研究委員会(マイコン部会)報告


1998.9.2(水)天王寺商業高等学校 午後2時30分より。

  1. 全国大会報告(福井大会参加者)
     恐竜、鳥の先祖に関する講演はおもしろかった。 全体協議はフロアの意見が吸い上げられず、かみ合っていない印象もあった。 また、総会の決議で「新教育課程の情報を理科に取り込んで」という表現が急に変更されるなど、良くわからないところもあった。 場所は広いが、全体に活気がなく、物理の話題や、コンピュータの実践よりも、化学の話題や環境が盛り上がっていた。会場の福井大学の施設も公開されていたが、あまり行けなかった。 しかし、新しいキャンパスで、設備は良いようであった。 大阪府の理化教育研究会としては、実験書の販売なども行った。 来年は筑波大会で研究施設も見られるようだ。

  2. Webテキストその後(寝屋川 神川)
     Webテキスト(授業ノート)は1学期分が一応完成した。 URLは、
    http://www.bekkoame.ne.jp/~kamikawa/javascript/jsindex.htmまたは、
    http://www.nep.chubu.ac.jp/~kamikawa/javascript/jsindex.htmにある。 現在できているのは、「速度と運動」「運動量と力」「加速度と運動」「重力による運動」「重力による運動(2次元)」「力のつりあい」「大きさのある物体」「いろいろな力」「運動方程式を解く」「運動量の保存」「力学的エネルギーの保存」で、今年行った授業のノートをまとめた。 これから先は、長期休暇を利用しながら、授業と平行して作っていき、全体が出来上がるのは2000年ごろの予定である。 

  3. 大阪市の実験用コンピュータ(天王寺商業 児玉先生)
    正式な説明会がまだなので、次回へ。
  4. メンバーの研鑚報告
    • ViaVoice98について(金蘭会 石井先生)
      mi980202.jpg (15329 バイト) これはマイクで音声を拾い、漢字かな混じり文に変換するソフトである。 ペンティウム100MHzでは変換速度は少し遅い、(ペンティウム300MHzでは数秒)。 しかし、本人の声を学習させた後の変換精度はかなりのもので、変換の誤りも、許容できる範囲に入っているようである。 息が止まったところで区切りと判断し、変換にはIMEなどを利用するのではなく、直接音声を漢字かな混じり文に変換する。 Wordに直接取りこめ、一太郎もクリップボード経由で取りこめる。 付属のノイズを落とすようなマイクの感度が悪い場合があり、アンプを付けて対応した。


  5. 今年度の活動について
    Javaを使っていくなら、物理のシミュレーションなど実際に授業で使えるようなJavaの講習会などを開く必要があるのではないかという意見もあったが、それは、これまでの活動でも少しづつ行ってきており、大日本図書のCD-ROMなどで公開されているソースなどを参考にすることもできるという意見もあった。 きちんとした結論は出なかったが、とりあえずは参加者が、積極的に、できることを持ちよって発表するしかないのではないか。
  6. その他
     次回は10月21日(水)に天王寺商業高等学校にて。
    1.CD-ROMの百科事典についてbr> 2.Webテキストその後
    3.大阪市の実験用コンピュータ
    4.メンバーの研鑚発表
    の予定

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